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​院内研修の実施

令和6年1月22日

テーマ:「虐待のない看護現場であるために」

参加者:看護職員 23名

講師:日本精神科看護協会 業務執行理事・政策企画局局長 草地 仁史 様

令和6年1月22日 外部より講師をお招きして「看護倫理に関する研修」が開催されました 

草地仁史先生による院内研修の第3回目は「病院看護職員との距離を縮め積極的な意見交換」を目的に車座形式で行われました。
前半では看護倫理の必要性と組織的解決の重要性をご講義いただき、後半では当院看護職員が病棟やケアの中で困った事や感じたことを事例にして挙げ、それらの解決策を講じました。

研修会のアンケートには以下の感想が寄せられました。

・草地先生のお話が非常にわかりやすく心に入ってきました。
『研修だけで虐待防止になるのは1割です。』という言葉に少しショックでしたが、研修だけではなく、業務を改善する、意識を変える、カンファレンスを行う、職員同士のコミュニケーションを大切にすること等、やらなくてはならないことが沢山あります。どれも当たり前のことですが1つ1つより良い現場にするために努力したいと思います。

・タイミング、条件、環境次第で誰でも虐待の加害者になる可能性があること。
職員が成長すれば患者様へのケアも向上すること。マニュアルを参考に自分の考えに肉付けすることなど具体的事例から学ばせていただきました。現場に活かしていきたいと思います。

・何でも話し合える、意見が述べられる環境や、雰囲気を作ることが重要だと思いました。
理想だけではなく失敗談から振り返りや学ぶことも身近に感じました。

・患者様との関わりの中で、実現しないことであっても無理と決めつけないで、『こうすべきという考え方からこうする事もできる』と考え方の幅を広げ、自身の訓練と実践を行っていきたいと思います。

・草地先生の経験豊富な体験談には驚かされましたが、精神科で働く者にとって共感を覚えました。また、草地先生が当院のことを大変気にかけて下さっていることが励みとなり、今後もご指導いただきたいと思いました。

・『師長は病棟の演出家』という言葉を戒めとして、職員も患者様も安心して過ごしていけるよう精進を重ね、「不眠」「疲労」「不安」「孤立」を防ぐように努め、スタッフの配慮も行っていきたいと思います。

・虐待のない看護現場にするために、患者様の人権尊重を主体として倫理教育を組織的に継続して参ります。

今回の研修では、「看護倫理の意識が高まった。チーム医療に活かしていきたい。」
との感想も多数寄せられました。
今後も幅広い教育活動を継続的に行い、少しでも質の高い看護が提供できるように努めてまいります。

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