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​院内研修の実施

令和6年1月17日
テーマ:「精神科病院入院患者の退院支援と地域生活について」
(東京都精神障害者地域移行促進事業(南多摩圏域):地域移行関係職員に対する研修)
参加者:常勤看護職員、事務職員
    医師    1名(院長)
    看護部   9名
    事務    8名(内相談員3名)
    作業療法士 1名
    
講師:東京都精神障害者地域移行促進事業(南多摩圏域担当)
   特定非営利活動法人わかくさ福祉会 
   地域移行コーディネーター・精神保健福祉士
   上田 広美様

 

令和6年1月17日 地域移行コーディネーターをお招きして「退院支援に関する研修」が開催されました

退院支援の体制整備の取り組みの一環として、令和6年1月17日に東京都精神障害者体制整備支援事業で、南多摩圏域で地域移行コーディネーターとして活動されている特定非営利法人わかくさ福祉会の上田広美様に「精神科病院入院患者の退院支援と地域生活について」をテーマに研修を行っていただきました。今回の研修の目的は「具体的な退院支援や退院後の地域生活のイメージを持つことがなかなか出来ないでいる病院職員に対し、入院されている方の退院支援や退院後の地域生活について具体的なイメージを持つことで、精神科病院と地域が繋がるきっかけ作りをする」というものとなります。
研修に先立ち、職員は地域移行支援の事例を用いた研修用の動画を事前試聴しており、当日はそれらをふまえた長期入院者への支援と地域生活についてと病院におけるピアサポート活動の重要性等についてご講義いただきました。
動画に登場する事例の方は、支援開始から長い時間かけて地域移行をされて時折不安を感じながらも地域生活を送られているとのことです。
当日実施したアンケートには以下の感想が職員から寄せられました。
・「(これまで)気が付けなかったようなことが聞けたと思います」
・「地域で支える体制作りの大切さを教えていただき、患者様の意欲を落とすことなく、寄り添ってゆっくり心の変化を感じ取り、支援できる環境を作っていきたいです。」 
・「どのように進めたらよいか不安だった退院支援への関わりのきっかけになりました。」 
・「病院という役割と患者さんの社会復帰についてもっと患者さんに伝えていきたいと思います。」 
・「当院は精神状態の難しい方や合併症のある方が多く、なかなか退院(地域移行)に結びつきませんでした。けれども、私たちが退院(地域移行)を難しいと決めるのではなく、患者様のためにピアサポーターの方の協力を得てやってみたいと思います。」
・「これからもわからない点ご支援をお願いします」

また「地域の支援者から社会資源等の活用についての研修を受けてみたい」という意見も多く寄せられました。病院として地域の支援機関と信頼関係を作り、支援者の方と連携してご協力を頂きながら、退院支援の取り組みを進めてまいります。

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